かなり前に代理店の方から聞いたのだが、
最近集客の効果が出なくなってきた業界があるようだ。
確かに、バナー広告のクリック率は下がる一方、
リスティングがロングテールだと言われたりもするが、
ビッグワードでの集客には遠く及ばない。
というわけで、
サイトのコンバージョン力強化に注目する企業が増えてきている。
確かに、多くのサイトは一度リニューアルしたら、
その後新着情報の更新程度だ。
PDCAサイクルの重要性はなんとなく知りつつも、
それをサイトに反映することはあまりなかった。
さて、サイトのコンバージョン力強化、
何からどう手をつけるべきだろうか。
このことをわかっている人は、
Web屋でも案外わかっていなかったりする。
なんせ代理店は広告を売るのが仕事、
制作会社はリニューアルとコンテンツの追加が仕事。
言われてみれば、広告販売やサイト制作という
機能ベースで仕事をするWeb屋は数多いるが、
コンバージョン力強化という
目的ベースの仕事をするWeb屋はあまりいない。
このあたりが勝機と見て、
Webコンシェルジュサービスというのをはじめたりしている。
人間で24時間働く営業マンはいない。
少なくとも私はあったことがない。
しかし、世の中には24時間働ける
営業マンがいる。
しかも彼は、日本中の見込み客にアピールできる。
場合によっては海外見込み客にもアピールできる。
そんなスーパー営業マンはWebサイトである。
多くの企業で、月間MVPをとるのは
サイトではなかろうか?
しかしそんなスーパー営業マンを
重宝していたわって、さらによくしようと投資をする
会社が驚くほど少ない。
一人の営業マンを成長させるために
時間やお金を投資するように、
スーパー営業マンをさらに成長させるために、
適切な時間とお金を、企業はかけるべきではなかろうか。
3,4ヶ月ぶりにちょっと大きめのセミナーで話す。
http://www.visionalist.com/seminar/080627/
内容はこれから考えるのだが、
こんな内容にしようかな、と思っている。
「CV率低いからLPOしたいんです」
果たしてそれって正しいのか?
「アクセス解析レポートっていろいろわかって便利」
果たしてそれって正しいのか?
「広告効果測定するからうまくいく」
果たしてそれって正しいのか?
上に「 」部で書いたのは
一般的にWebマーケの常識?と言われるようなことだが、
あえてそれに反論してみようかな、、、
と思ったりしている。
興味のある方はぜひ参加してみてください。
先日ある方にお会いした。
1の力を10倍にするアライアンス仕事術
を書かれた平野さんだ。
お忙しい中時間を割いて頂いて
とある友人と進めているプロジェクトに関する
インタビューをさせて頂いた。
平野さんと言われてもぴんと来ない方もいるかと思うが、
ドコモのオサイフケータイの責任者だ。
さっそく平野さんの本に目を通してみる。
「アライアンス」とはいったいどういうことなのか?
「オサイフケータイ」誕生のきっかけもアライアンス
アライアンス仕事術は不可能なことを可能にする
ドコモ、ソニー、三井住友・・・
事業立ち上げ&拡大のひとつの方法として
他社さんとのアライアンス?を模索する自分としても、
単純にオサイフケータイの裏話を興味のある自分としても、
なかなか満足度の高い内容。
興味がある方は是非どうぞ。
http://www.amazon.co.jp/1%E3%81%AE%E5%8A%9B%E3%82%9210%E5%80%8D%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E4%BB%95%E4%BA%8B%E8%A1%93-%E5%B9%B3%E9%87%8E%E6%95%A6%E5%A3%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4777109720/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1212501480&sr=1-1
なんか最近見ない言葉、
Web2.0とロングテール。
去年は猫も杓子もといった感じで
いたるところでこの単語を耳にしたが、
いつの間にやらどこかに消え去ってしまった。
もともとWeb2.0とロングテールも
ある種のコンセプトであるし、
Web2.0とロングテールが全てのサイトに当てはまるともいえない。
なので、耳にしなくなるのは当然の帰結かもしれない。
ただ言い換えると、
コンセプチュアルなフェーズから、
実用フェーズに入ったとでもいえるのではなかろうか?
ただ、、、Google MapのAPIを活用したコンテンツは、
使いづらいことこの上ないが、、、
マッシュアップという言葉もきかなくなったなぁ、、、
TVCMで電車の吊広告で「続きはWebで!」「@@で検索」という
クロスメディアが一般化してきた。
というか、やりすぎ感があって少々うざいか。
Web時代の新しいプロモーションです、
なんて言う人もいるが、、、
実はWeb以前にもクロスメディア戦略は存在した。
私は愛知出身なのだが、
アサヒドーカメラという、地元では知名度抜群の会社がある。
この会社のTVCMはいつも頭に残るものだった。
で、クロスメディアだが、
「コン・キン・チューユ~、コンキン・チューユー、
コン・キン・チューユー、コンキンチュユー、
アッサヒドー、カ・メ・ラ!」
とラテンに歌っているCMが以前あった。
コンキンチュウユウとは、今金中夕のこと。
今金中夕とは、今週金曜、中日新聞の夕刊のこと。
そう、今金中夕とTVCMで歌って、
新聞広告を見てね、と強烈にアピールしている。
残念ながら、当時私の家では夕刊を取っていなかったため、
夕刊を目にすることはなかったが、、、
TVCMが頭に残り=つまりTVCM単体としても有効に機能し、
その上で中日新聞の夕刊に誘導するという、
紛れもない、クロスメディアなやりかたであった。
仕事柄ちょくちょく相談や問合せを受けるのだが、
最近受ける相談が、
「SEO対策はして順位は上がったけど、
それなのにコンバージョン数が増えないんです」
といった類のもの。
SEO対策による上位表示は、
施策の結果としては非常にわかりやすいが、
それが必ずしも結果につながらない場合もある。
端的に言えばサイトがしょぼいと、
多くの人を検索から連れてきて、
多くの人にがっかりさせていることになる。
SEO対策を一通りしたら、
次はサイト側に着目するのが
妥当な流れであろう。
このサイト改善においてやはり役立つのが
アクセス解析だったりする。
私は以前外資系のコンサル会社にいた。
コンサル会社は結構特殊な業界だが、
その特殊性のひとつが、
コンサル会社で一生勤める人が極めて少ない、というものだ。
前職はグローバルで10万人以上いる企業だが、
噂によると定年退職した人はこれまで2人しかいないという。
そのため、いわゆるコンサル後の典型的なキャリアパスというものがある。
前職の場合、
・情シス部門やSI会社のマネージャー
・大手企業の経営企画や新規事業部門
・ベンチャー幹部やマネージャー
・起業
というのが典型例か。
確かに私の同期も、
ベンチャー幹部や上場企業の部長とかになっている。
さてWeb業界。
Web出身で他の業界で活躍している話をあまり聞かない。
Web屋に内定した学生からも、
Web屋のその後のキャリアパスについて相談されたことがある。
まだまだ歴史の浅いWeb業界、
典型的なキャリアチェンジやパスを作っていくのも、
自分たちの仕事なんだろうなぁ、と思うことがある。
先日、友人がある戦略ファームの報告書を目にしたそうだ。
その報告書には2案あり、
ひとつはコストカット案(コストカットとはいえ数十億レベル)、
もうひとつは新市場への展開案だったそうな。
それら案は、過去社内で検討されたこともある案であり、
その友人は特に目新しさを感じず、
それにウン千万も払うとは、、、と嘆いていた。
しかし、私からしたら、そのファームは正しい形の報告をしたのだと思う。
多分、その報告を受けた経営陣や事業部長は、
当然それら案は選択肢の一つとしてあったであろう。
しかしそれ以外にも数十の案があったはずだ。
それら数十の案から、たった2つの案を導き出したことこそ、
そのウン千万の価値であろう。
案が数十もあったら、決めるのに数ヶ月はかかるだろうし、
もし適切でない案を実行したら、
失う時間とコストは、二度と返ってこない。
実はWebの戦略や、施策の選択においても、
これと全く同じことが言える。
コンバージョンを増やしたい、と思ったときに、
リピーター狙いの案があれば、新規獲得に動くこともある。
他社と連携してビジネスを展開する方法があれば、
サイトのコンバージョン誘導力をあげる方法もある。
しかし、どの方法が、現状のサイトを鑑みて最適であるか?
最適とは、できるだけ早く、あまりコストをかけずに、
目的であるコンバージョンを、短期的だけではなく中期的にも伸ばすか?
どのボタンを押すことがその時点で最適であるかを明らかにすること、
山勘ではなく事実にも基づき施策を選択することこそ、
極めて重要であると思う。
最近、改めて気になっているのが
バランススコアカードだ。
バランススコアカードは、
従来の財務的な業績評価に加えて、
お客様の視点、業務プロセスの視点、従業員の意識や能力(成長と学習の視点)を
加味した業績評価を行なうことで、総合的に評価するためのマネジメント手法である。
Webにバランススコアカードの考えを応用できないか
気になったため、ちょっとググってみたが、、、
面白い結果が見られた。
いくつかの記事はあったものの、
2004年ごろの記事だったり、
内容も単発的であったりと、
アイデアとしては以前からあったものの、
継続してメッセージとして発しているわけではない。
うまくいかなかったということか?
私なりの仮説であるが、
大上段にBSCなどと無理やりにまとめず、
ここの要素がそれぞればらばらに進化したのではなかろうか?
財務的な部分は売上やコンバージョン増の施策へ、
お客様の視点はサイトのユーザー中心設計へ、
業務プロセスはCMSやブログなどの運用簡素化のツールや
広告の自動出稿管理ツールなどへ。
しかし気になるのは、
BSCのストラクチャーを支える成長と学習の視点が
進化していないことだ。
この部分は、専門会社への外注という流れが主流に思う。
あとは人観点では、Web特化の紹介会社か。
ただ、、、外注以外の流れがあってもいい。
BSCを導入しよう!などと言うつもりは全くないが、
Web事業の中期的な成長を見据え、
BSCの4つの観点で計画が適切に立案できているか、
振り返ってみるものよいのではないかと思う。

